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ウェイ・ジャーミン出演作を配信中！

“王子様” から “ツンデレCEO” まで、どんな役もものにするウェイ・ジャーミン（魏哲鳴）は、今や正統派＆若手実力派として知られています。一方、その独特なキャリアから “山東の異端児” という呼び名も。彼の異端児ぶりとは？　今回の記事では出演作と共に彼の魅力を深掘りします！

ウェイ・ジャーミンこぼれ話

◆ “正統派王子様” が “異端児 ” と呼ばれるワケ

今や若手演技派であり、いわゆる “正統派王子様” キャラが似合うことで知られるウェイ・ジャーミンですが、その異色のキャリアから “山東の異端児” と呼ばれています。過去のインタビューによると大学時代は、いざ演じるとなると頭が真っ白になり、恐怖を感じたそうです。彼は一度芸能の道を諦め、両親の強い勧めから北京で公務員になります。

しかし、芸能関係者からは彼を惜しむ声が。ある日、あるプロデューサーから「1週間だけでいいから撮影に来て」と懇願され、仕事を休んで参加したところ……そのときに初めて「演技は、自分が思うほど恐ろしいものではない」と肌で感じたのだそう。こうして役者・ウェイ・ジャーミンが誕生しました。

中国では公務員、それも北京となると誰もが羨む職業です。安定した生活を捨て、自分が信じる道に飛び込んだことから敬意をもって “異端児” と呼ばれているのですね。

「この結婚は社外秘で」© 2024 China Huace Global Media Co., Ltd.

◆ 特技はラテンダンス！ かつて大会優勝も

特技にダンスを挙げるウェイ・ジャーミンは、7歳から11歳までラテンダンスを習っていた経験があります。しかも、山東省児童ラテンダンス選手権で優勝の実績を持っているそう。中国の芸能人でラテンダンスの名手といえば、「君、花海棠の紅にあらず」（20）、「長相思」（23）のタン・ジェンツー（檀健次）。二人のダンス共演が見てみたくなりますよね！　

そんななかついにバラエティ番組で二人のラテンダンス対決が実現！　タン・ジェンツーがキレッキレの情熱的なダンスを披露したのに対し、ウェイ・ジャーミンは滑らかでセクシーなダンスで応戦。 会場を大いに沸かせ、審査員をうならせました。

◆ 夢を実現させる男！　俳優の次の夢は「音楽」

紆余曲折を経ながらも、幼い頃に夢見た俳優の夢を叶えたウェイ・ジャーミン。彼は次の夢を「運命のキスをお願い！」（20）の頃に応じたインタビューで音楽であると明かしています。歌が好きでボーイズグループ出身の彼の青春には常に音楽があり、「いつかドラマのOSTにも参加したい」とも話していましたが、のちに中国の声優界を描いた「キミの声に恋してる」（21）のエンディング曲、「幻楽森林」（24） の挿入歌を担当するなど着実に夢を叶えています。

そして25年5月にも大きな動きが！　新アルバム「Wisper」を発表。彼の楽曲はデジタル配信で聞くことができましたが、フィジカルの媒体で発売されるのは初。新アルバムは「音楽と出会った頃のときめきと、役者として得たもの、そして応援してくれるファンへの感謝をこめた1枚」 であるそうです。アーティストとして羽ばたくウェイ・ジャーミンにますます注目です。

《#３ウェイ・ジャーミンの魅力たっぷり！　おすすめ作品4選》

Text：沢井メグ（ライター／中国語翻訳者）
大学で中国語と出会い上海留学、上海万博での勤務を経てライターとなる。エンタメ系を中心に中華圏のニュースの執筆、取材、翻訳。主な訳書に台湾ドラマ『いつでも君を待っている』の原作『用九商店』（トゥーヴァージンズ）等
Twitter　 @Megmi381