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ヤン・ミー出演作を配信中！

SNSフォロワー数は1億人超え！ 　絶大な人気を誇る中国トップ女優ヤン・ミー（楊冪）は、出演作にハズレなしと言われ、さらに敏腕プロデューサーとして多くの作品をヒットに導いています。そんなスーパー女優の彼女は、一体どんなキャリアを積んできたのでしょうか。今回の記事では出演作と共に彼女の魅力を深掘りします！

SNSフォロワー数1億人超え！　中国トップ女優ヤン・ミーとは？

◆ 名前の秘密

「君は僕の談判官」© Drama Core Co., Ltd

ヤン・ミーは漢字で書くと「楊冪」ですが、この「冪」という字、日本人にはちょっと馴染みがないですよね。実は中国でも相当珍しい名前なんだそうです。「冪」は数学用語としても使われる字で、同じ数字を3回かける「3乗」を意味します。なぜ娘に「3乗」という意味の名を？　中国では結婚後も夫婦別姓ですが、ヤン・ミーの両親はたまたま共に「ヤン」さん。二人のヤンさんの間に生まれた「3人目のヤンさん」ということで、3乗を表す「冪（ミー）」と名付けられたそう。教養高い素敵な名前ですね！ ちなみに同じ由来で「楊楊楊（ヤン・ヤンヤン）」 という候補もあったのだとか……。

◆ こんな作品をプロデュース！　育てた若手は第一線で活躍中

「永遠の桃花～三生三世～」©2017 Shanghai GCOO Entertainment Co., Ltd

ヤン・ミーが立ち上げた制作会社は「永遠の桃花～三生三世～」や「斛珠＜コクジュ＞夫人～真珠の涙～」「如歌～百年の誓い～」など大作の制作にかかわり、いずれも国内外で大ヒット。ヤン・ミーがかかわる時代劇にハズレなしと、業界や視聴者から大きな信頼を得ました。また現代ドラマ「微時代（原題）」（14年）などにはヤン・ミー自身がプロデューサーとして名を連ねています。

また同時に、後進の育成にも力を入れており、同事務所の後輩との共演では現場で指導もしているそう。中でも特に注目されたのがこの4人。「永遠の桃花」＆「夢幻の桃花」でブレイクし、今やトップ女優のディリラバ、「永遠の桃花」で劇中きっての悪役・玄女を最高に演じあげたジュー・シューダン、「私のキライな翻訳官」でヤン・ミー演じるヒロインの親友を好演したシエラ・リー、「暴風眼」で悲劇を背負ったお嬢様を熱演したダイ・スーらが「ヤン・ミーの４師妹 」と称されました。2023年にヤン・ミーが再び独立し、現在はそれぞれの道を進むヤン・ミーと4人の師妹たちですが、Weiboからは今も交流がある様子が伺えます。

◆ 素顔は保護した猫と暮らす「猫系お姉様」

ファンから「猫系お姉様」と呼ばれるヤン・ミー。その理由は彼女が「猫のようにしなやかで美しい」という意味と同時に、中国芸能界きっての “猫奴隷” だからなんです。しかも彼女が飼っている猫たちは彼女がドラマの撮影中に保護した猫なのだそう。「永遠の桃花」で1匹、「扶揺」でも1匹。そして「暴風眼」では、ロケ地付近で車に轢かれそうになった黒猫を発見・保護し 、その姿がWeiboで拡散されました。自身のWeiboでもたびたび猫との生活をアップしているヤン・ミー。彼女の猫にメロメロになっている姿を見れば、誰もが「これは本物の“猫奴隷”だ」と納得するでしょう。

近寄りがたいほどの圧倒的なオーラを持つ彼女の素朴な一面に、視聴者もメロメロになりそうですね。

《＃３ ヤン・ミーの魅力たっぷり！　おすすめ作品5選》

Text：沢井メグ（ライター／中国語翻訳者）
大学で中国語と出会い上海留学、上海万博での勤務を経てライターとなる。エンタメ系を中心に中華圏のニュースの執筆、取材、翻訳。主な訳書に台湾ドラマ『いつでも君を待っている』の原作『用九商店』（トゥーヴァージンズ）等
X： @Megmi381