作品検索

製作国
ジャンル

サブスクならでは?! いま観たい名作中国ドラマ&変わった楽しみ方|アジドラ座談会#3


Amazon Prime Video チャンネル「エンタメ・アジア」の開局1周年を記念して、Cinem@rtで数多くの記事を執筆してきた中国ドラマ有識者の3名にお集まりいただき、座談会を開催! 第3回は、様々な作品が見られるサブスクならでは?! 今だから観たい名作中国ドラマ&ちょっと変わったサブスクの楽しみ方をご紹介します。

参加者 ※プロフィールはページ下部
小酒真由子さん(ライター)
沢井メグさん(ライター/中国語翻訳者)
島田亜希子さん
ライター)



名作「月に咲く花の如く」を見て、清朝の女性を知る

― エンタメ・アジアは、月額で様々な作品が見放題になるサブスクリプションサービスなので様々な作品が気軽に観られますが、今だから観たい面白い作品はありますか?

島田亜希子さん(以下、島田) 最近「清越坊の女たち〜当家主母〜」が話題になっているので、視聴前にぜひエンタメ・アジアで月に咲く花の如くを観るのをおすすめします。同じ清の商人の世界で生きる女性を描いた作品なので、時代背景や女性を取り巻く環境を知れて面白いと思います。


沢井メグさん(以下、沢井) 清を描いた作品は辮髪姿が最初は見慣れないかもしれませんが、「月に咲く花の如く」は辮髪が似合う俳優ばかりなので、次第にカッコよく見えきますよね。”辮髪”という新たな扉を開かせてくれます(笑)。

小酒真由子さん(以下、小酒) あとWOWOWで来年放送の「夢華録(むかろく)」の主演、チェン・シャオ(陳暁)が「月に咲く花の如く」でも目で愛を語る情熱的な男性役をやってるので、そこもぜひ楽しんでいただきたいですね。私は、フラれ役の白石くん(趙白石:レン・ジョン/任重)も好きでしたが(笑)。

 「月に咲く花の如く」趙白石
「月に咲く花の如く」より、趙白石 ©HS Entertainment Group Incorporated

― 白石くん、応援せずにはいられないキャラクターですよね(笑)。演じたレン・ジョンさんご自身も波乱万丈なキャリアをお持ちの方なんですよ。私は呉聘が大好きでした!

小酒 ヒロインの夫役の呉聘も良い役でしたよね! そういえば、呉聘を演じたピーター・ホー(何潤東)が当時インタビューで、「呉聘は今までで一番自分に近い役」と話していて。わかる~!と思ったんです。中国ドラマでは豪傑な役が多いけど、来日したピーターは物腰が柔らかい素敵な人だったことを思い出しました。

「月に咲く花の如く」呉聘
「月に咲く花の如く」より、呉聘と周瑩 ©HS Entertainment Group Incorporated


名作「マイ・サンシャイン」「青雲志」を見て、スターの若かりし頃を味わう

島田 中国で「追光者(原題)」が大ヒットしていますが、主演のレオ・ロー(羅雲熙)とウー・チェン(呉倩)が7年前に共演したマイ・サンシャイン~何以笙簫默~も、今見るとまた楽しいかもしれません。先日「アジアドラマの処方箋」で小酒さんもご紹介されていましたよね。


小酒 先日見直したのですが、今見るとツッコミどころが多くて(笑)。でも、ツッコミながらもやっぱり凄く胸キュンなんです。今の作品に比べるとクオリティやセット、ティファニーの髪型が気になる…とかありますが、それを大きく上回る勢いがある。今見ても夢中にさせてくれる、長年「名作」と言われるだけある作品です。レンタル店によってはもうDVDが置かれていないかもしれないので、そういう作品こそぜひ配信でご覧いただきたいですね。

― 他にもスターの若き日の姿が楽しめるオススメ作品はありますか?

小酒 いっぱいスターが見られるということで青雲志 ~天に誓う想い~もオススメです。2016年の作品で、リー・イーフォン(李易峰)とチャオ・リーイン(趙麗穎)が主役カップル、チョン・イー(成毅)が2番手男子、ヤン・ズー(楊紫)がめちゃ強ツンデレ女子で、チン・ジュンジエ(秦俊傑)が彼女を追いかけるやんちゃ男子を演じています。新人時代のアレン・レン(任嘉倫)も途中から可愛い役で出てきますし、TFBOYSが3人揃って出演しているのもいまとなっては貴重ですよね。

― いまや主演級の方たちが勢揃いしてますね!

「青雲志」出演者たち
「青雲志 ~天に誓う想い~」より ©H&R Century Pictures Company Limited

小酒 更に、こじらせポジションにマオ・ズージュン(茅子俊)とリウ・シュエイー(劉学義)も出ていますよ! この2人がよく演じている「良い人に見えるけど、気を許しちゃダメ!」みたいなキャラクターの原点が感じられます。

一同笑い

小酒 この作品で昔の彼らをみると、きっと楽しいと思います。チョン・イーも、2020年の「琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛」でのブレイクまで少し時間がかかりましたが、この頃から十分、ストイックな切な系男子役が似合う彼らしい魅力を発揮しています。

あと、この作品、おうちでCinem@rtで配信されている『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』と同じ原作なんですよ。映画とドラマで雰囲気が異なるので、見比べても楽しいかもしれません。

「青雲志」チョン・イー
「青雲志 ~天に誓う想い~」より、チョン・イー演じる林驚羽 ©H&R Century Pictures Company Limited


ちょっと変わった、サブスクならではの楽しみ方 

― ほかにも、サブスクならではの楽しみ方ってありますか?

沢井 サブスクって作品を横断的に見られるので、私はエンタメ・アジアで、横店(※)で撮影された作品つながりで視聴したりしています。同じ看板が出てきたり、見たことのある橋が出てきたりして楽しいですよ。例えば、山河令は横店の北宋の街並みを再現した清明上河図というエリアで撮影しているのですが、同じエリアで花千骨~舞い散る運命、永遠の誓い~も撮影されています。あと横店の中は、ここは唐、あそこは明、というようにエリアで時代が分かれているので、同じ時代のドラマを見ていると見つけやすいですね。
※横店影視城の略称。世界最大級の撮影所。

「山河令」街を歩く2人のシーン
「山河令」より、横店で撮影されたシーン ©Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd.

小酒 横店はたくさんの中国ドラマが撮影されているので、ドラマ好きの方は行ってみたくなりますよね。

沢井 すごく楽しいと思います。横店のweiboで「このシーンはここ」とロケ地を紹介してくれることもあって、「山河令」も紹介されていましたよ。

― 横店で撮影された作品って、かなり多いんですか?

小酒 象山影視城も有名ですが、横店が一番多く時代劇が撮影されていると思います。

沢井 あと、観光地として整備されているのも、横店が有名になった理由だと思います。数年前、上海の撮影所に遊びに行ったのですが、そこは撮影をあまり見学させてもらえなくて。でも横店はザックリですがweiboに撮影予定を投稿したりすることもあるぐらい。

一同 えぇ?!

沢井 私も驚きました、観光客にすごく優しいですよね(笑)。この前調べたら、上海からの直通バスが出来たらしいので、今までより行きやすくなったと思います。

「山河令」橋のシーン
「山河令」より、横店で撮影されたシーン ©Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd.

沢井 あと…私、時代劇の衣装に注目して見るのも凄く好きで。最近は花嫁衣装に注目していて、エンタメ・アジアでも「結婚式」と書かれたエピソードを見つけると再生(笑)。

一同笑い

沢井 島田さんの「中国時代劇トリビア」でも解説されていましたが、花嫁衣裳って時代によって色が違うんですよね。中国の結婚式は赤のイメージが強いと思いますが、例えば隋の花嫁衣装は白を基調としたものらしく。そのあたりの時代を描いた「独孤伽羅~皇后の願い~」でも、白の上に薄いグリーンを重ねている。その少しあと、北宋が舞台の「明蘭~才媛の春~」ではガラッと変わり、花嫁が緑、花婿が赤の衣装になる。

「明蘭~才媛の春~」結婚式のシーン
「明蘭~才媛の春~」に登場する花嫁衣裳 © Daylight Entertainment CO.,LTD.

― 中国で白の衣装というと葬式のシーンが浮かびますが、白の花嫁衣裳があったんですね。

島田 そうらしいです。諸説ありますが、魏晋南北朝から隋あたりまでは白だったようです。戦国時代の世の中で玄学という哲学思潮が盛んになり、自然回帰みたいなことを美学としていた中で、絹本来の色である白を使うのが流行った、という説があるらしいです。花嫁衣装が赤になるのは明や清以降なので、割と後なんですよね。

沢井 時代によっておめでたい色や高貴な色が変わっていくって面白いですよね。殷や周の時代までさかのぼると黒の花嫁衣裳もあるらしくて。その時代のドラマが出てきたら、私はまた結婚式のシーンを探すんだろうなと思います(笑)。

有識者が選ぶ!最新中国ドラマ、どれがオススメ?へ続く

\座談会を最初から読む/

プロフィール

小酒真由子(ライター)
映画界・出版界での会社勤めを経てフリーライターに。アジアから欧米までドラマについて執筆しています。双葉社『韓国TVドラマガイド』にて「熱烈推薦!! 中華ドラマはこうハマる!」を連載、Cinem@rtにて「『山河令』の台詞を読み解く」「アジアドラマの処方箋」などを執筆。

沢井メグ(ライター/中国語翻訳者)
大学で中国語と出会い上海留学、上海万博での勤務を経てライターとなる。エンタメ系を中心に中華圏のニュースの執筆、取材、翻訳。主な訳書に台湾ドラマ『いつでも君を待っている』の原作『用九商店』(トゥーヴァージンズ)等 Twitter  @Megmi381

島田亜希子(ライター)
中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

座談会に登場した作品(太字)は Amazon Prime Videoチャンネル「エンタメ・アジア」にて見放題配信中!
アジアドラマ(中国、台湾、韓国、タイほか)の名作が見放題で月額600円(税込660円)
【まずはお試し! 初回14日間は無料!】https://amzn.to/3Gn0QQb

作品検索

キーワード検索
カテゴリ検索
製作国
ジャンル

TOP